複数の作業を同時進行する「マルチタスク」。とても素晴らしい能力ですが、研究ではマルチタスクが出来るのは人口の数パーセントと言われています。その他の人達は脳が高速でタスクを切り替えて処理をするタスクスイッチングをしていますので、「男女を問わず人間の脳はマルチタスクは基本的に不可能」と結論づけられています。
個人差はありますが、脳のワーキングメモリーの容量には限りがあります。タスクスイッチングは多くの情報を高速で切り替えるので、多用すると脳がダメージを受け、集中力を取り戻すのに多くの時間が必要になります。
「女性はマルチタスクが得意」とよく聞く言葉ですが、それは都市伝説とも言われています。所説ありますが、女性は限られた時間で家事・育児・仕事を両立する頻度が高いので、習慣化され出来ているように見える(実際はタスクスイッチングをしている)と考えられます。
家事・育児・仕事のタスクスイッチングだけでも大変ですが、さらに資格の勉強などを追加してしまうと、脳がパンクしてしまいます。
人間の脳はマルチタスクは出来ないのでシングルタスクに切り替える必要があります。
参考として、私がやっているシングルタスクへの切り替え方法を紹介します。
・思いついたことは、とにかく書く
メモを残せば覚えておく必要がなくなるので、同時進行を防ぎながら脳に空き容量を作れます。忘れないためのメモなので綺麗に書かなくてもOKです。付箋はなくなってしまうので、ノートや手帳がおすすめです。私の場合は、手帳でスケジュールとタスクを管理し、アイデアはノートに書いています。
文房具が好きなので、ちょっとだけ値段を見ないふりして本当に気に入ったものを買っています。上限はありますが…(^O^)
ちょこっと私のタスク管理を紹介します
スケジュールもタスクも手帳で管理していますが、書く場所は分けています。マンスリーに書くのはスケジュールのみ。方眼部分を使って上記のようにToDo管理をしています。
私はルールを決めすぎるとやる気がなくなるので…。マスに自由に書き込み、スキマ時間に眺めて「今日(今)は何をするか?」を決めています。完了したら赤丸をつけます。自分の行動記録にもなるのでおすすめです。
・集中したい時は、部屋にスマホをおかない
資格取得の勉強や夜寝る時には部屋にスマホを置かないようにしています。睡眠も勉強も全集中できるので、とてもおすすめです。
・予定に余白をつくる
予定を詰め込み過ぎないようにしています。30分から1時間の余白を数ヶ所つくっています。(20分あれば昼寝します!)また仕事の予定をいれない日を1週間に1日程度つくっています。(家事・子ども・自分の為の時間です。)
今回は「マルチタスク」「タスクスイッチング」「シングルタスク」について紹介しました。
脳を酷使してしまうと回復するまでに同じかそれ以上の時間が必要になります。
集中するときは出来るだけシングルタスクで。
タスクスイッチングは負担が大きいので適度な休憩が必要です。
無理をせず、脳の容量と相談しながらスキルアップするための勉強時間を確保してくださいね。応援しています(^O^)