「相手を知るための質問力④」に引き続き、質問の種類を紹介します。
相手を知るための質問力①~④では「クローズドクエスチョン」「オープンクエスチョン」「スケーリングクエスチョン」「肯定する質問」「否定する質問」「未来への質問」「過去への質問」「例外探しの質問」「コーピング・クエスチョン」を紹介しました。
カウンセラーは限られた面談時間の中で、クライエントから問題解決の為に必要な情報を引き出すスキルが求められ、状況に合わせた質問を効果的に使い分けています。
代表的な質問の種類は
①クローズドクエスチョン
②オープンクエスチョン
③スケーリングクエスチョン
④肯定する質問
⑤否定する質問
⑥未来への質問
⑦過去への質問
⑧例外探しの質問
⑨コーピング・クエスチョン
⑩リフレーミング/ストレングス思考
それぞれの質問の特徴を活かして、上手に組み合わせることで質問力が高まり、相手が話したい内容を引き出します。
今回は「リフレーミング/ストレングス思考」を紹介します。
リフレーミング/ストレングス思考
・強みを生かす・見方を変える質問
リフレーミングとは
「せっかち」→「仕事が早い」
「飽きっぽい」→「好奇心旺盛」
など、ネガティブをポジティブに捉えたり、物の見方を変えたりすることです。
「私は忘れっぽくてミスが多いんです。」
と悩んでいる後輩がいるとします。
「忘れっぽいなら、メモを取るとミスが少なくなるよ」とアドバイスしたくなりますが
「忘れっぽいって、ネガティブも引きずらないの?」
「ミスが多いって自分で気付けていたら対策もしやすいんじゃない?」
等とリフレーミング/ストレングス思考で質問すると後輩は自分自身の強みに目を向けて対策を考え始めます。
この自分自身で考えて行動するのがとても大切で大きな成長に繋がります。
また、リフレーミング/ストレングス思考を身につけると人の良い所を見られるようになり、コミュニケーション能力が格段に向上します。
人材育成、育児、円滑な人間関係にとても役立つスキルですので、日常的に意識して実践することをおすすめしています!
『相手を知る為の質問力①〜⑤』
お付き合い頂きありがとうございました(^o^)