「テストで100点をとった」「スポーツ大会で優勝した」頑張って成果を出している子どもに対して、ご褒美をあげたり褒め言葉をかけたくなりますよね…。
子どものやる気を高める為に‥。もっと頑張って欲しいと期待も込めていると思いますが、実は逆効果になることがあります。(アンダーマイニング効果と言います。)
例えば‥。
本を読むのが大好きな子ども。
好奇心旺盛で何でも調べたくなる子ども。
算数の問題を解くことに喜びを感じている子ども。
バスケットボールの練習をする時間が大好きな子ども。
そんな子ども達は、大好きなことを続けているうちに自然と学力や運動能力が高まって大きな成果をあげていきます。
本を沢山読んでいるうちに…。知りたいことを辞書で調べているうちに…。算数の問題を沢山解いているうちに…。バスケットの練習をしているうちに…。
気がついたらテストで100点を取っていた。バスケットボールの大会で優勝していた。
行動し続ける理由は「楽しいから」「好きだから」で、結果を目的にはしていません。
そういう子ども達に「100点取ったから好きなゲーム買ってあげるよ」「優勝してすごいね。お父さん、お母さんは優勝してくれてとても嬉しいよ。」と褒めたり、ご褒美を与えてしまうといつの間にか
「100点取ったらゲームを買ってもらえるから勉強する。」「お父さんお母さんが喜ぶから。褒められるから練習する。」と行動する理由が変わってしまうことがあります。
『楽しいからやる』が、『〇〇を得るためにしなければならない』に変わってしまうと、自発的に行動し続けるためのやる気がなくなってしまいます。
子どもが興味や好奇心を持って行動している時は、大人は見守ることも大切です。
「今月は本を〇〇冊読んだんだね。どの本が一番面白かった?」「次に読みたい本ある?買ってあげようか?」
「バスケットの練習はどんなところが楽しい?」「お父さん、お母さんが手伝えることあるかな?」
など子どもの興味関心をサポートする声掛けを工夫してみても良いですね。
子どもの『楽しい』『好き』『やってみたい』には、ご褒美や誉め言葉ではなくチャレンジし続けらる環境を整えてあげてくださいね(^O^)