今日は、私が大好きな絵本、ヨシタケシンスケさんの『ぼくのニセモノをつくるには』を紹介したいと思います。
主人公の僕が自分のニセモノロボットをつくるために、自分はどんな人なのかを考えていくストーリーです。
自分にはどんな特徴があるだろう?自分から見た自分は?人から見た自分は?
自分自身について一生懸命考える「ぼく」のユニークな視点がとっても素敵な作品です。
「自分を知ること」「他人を知ること」は人の成長や、円滑な人間関係をつくる上でとても大切です。ですが、自分のことは見えにくいので自分自身を知るのはとても難しいです。
また、自分自身を知ろうとすると自分の嫌な所ばかり考えて、気持ちが落ち込んでしまうこともあります。自分の欠点や短所は沢山思いつくけれど、自分の良さや強みはなかなか見つけられない、気がつかないという人がとても多いと感じています。
人は誰でも「成長したい」という気持ちをもっているので、どうしても足りない所ばかり見えてしまうのは仕方がないことではありますが…。
強みや良さは誰でも必ずあります。この強みを自分自身で探していくことがとても大切だと思っています。
・周りの人より、ちょっと出来ること
・周りの人から「すごいね」と言われること
・周りの人から「ありがとう」と言われたこと
自分の良い所を見つけてさらに伸ばしていくことが、自分自身の成長やコミュニケーション能力に繋がっていきます。
ヨシタケシンスケさんの「ぼくのニセモノをつくるには」ぜひ読んでみて下さい。
楽しみながら自分と向き合えるステキな絵本ですので、大人にもお勧めです。