「ちょと相談したいんだけど‥。」
「悩みがあるので聞いて欲しい。」
人との関わりの中で、ちょっとした相談に対応したり、悩みを聞くことは少なくないと思います。
人から頼りにされると自分自身も悪い気はしないですし、何とかして助けてあげたいと使命感を感じる方も多いのではないでしょうか?
「どんなアドバイスをしようか?」
「解決方法を教えてあげたい。」
「相手の問題を自分が解決しなくては」
と心と頭をフル回転して、『相手の為に一生懸命考える』そんな姿は本当にステキだと思います。
ここで注意が必要なこともあります。
□相手が助言やアドバイスを求めていない。
□解決は求めていなくて、ただ話を聴いてもらいたい。
□ただの雑談で、とにかく自分の話をしたい。
など、相手と自分の間に大きな温度差がある場合があります。
相手の為を思って沢山の時間と労力を使ったけれど、『相手は相談したことさえ忘れていた』という話も少なくはありません。
相談を持ちかけてくる相手の目的や温度を知ることはプロでもとても難しいです。
まずは、相手の話を受容的に聴く。それだけでも十分相手の心を楽にすることができます。
大きな無理をしてまで、解決策を考える必要はありません。
そして、自分を信頼して、好意を感じて相談をしてくれた相手に対して「相談してくれて有難う」と感謝の気持ちを持ちましょう。
「人から相談してもらえる自分がいる。」それ自体が尊いことで大きな価値があります。
話を聴いてくれる人がいる。
話を聴いてもらいたいと思う人がいる。
こういう人間関係性を築いていくことが、相手や自分の成長に繋っていきます。