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『発達心理学』子どもだけではなく、大人も発達します

今回は特定の書籍ではなく、『発達心理学』の本を読むことの大切さを紹介したいと思います。

子育てをしている親御さん、教育、子育て支援や福祉事業にかかわる方々など、対人援助、人材育成には欠かせない心理学の1つです。

『発達』というと、子どもから大人に成長するまでというイメージがありますが、成人期、老年期も発達し続けています。そしてその発達段階に応じて達成を求められる課題があります。

この発達段階に応じた課題を達成させるために、サポートが必要になります。特に子どもは大人の関わり方が大きく影響します。

発達には個人差があり、生まれた時からもっている気質と育ってきた環境がお互いに影響し合いますので、支援者はよく観てよく聴き、その子自身の発達段階を見極めることが大切です。

『こうなって欲しい』『周りの子はもう出来ているのに…。』と大人が心配したり、他の子と比べてしまう気持ちはよくわかります。(そういう気持ちをなくさなくても良いと私は思っています。)

『大人になるまでに何とかしなくては…。』『1人で生きていけるように育てなくては…。』

焦る必要はありません。人間はずっと発達し続けてその時期に合った課題が用意されています。

そもそも大人も1人では生きていけません。完璧に自立している大人もいないと思います。

今回は『発達心理学』について、ご紹介しました。ぜひ自分の読みやすい書籍を見つけてくださいね。

人の心はゆっくりゆっくり育っていきます。