「ちょっと銀行に行ってきます」
そう言って出掛けようとした同僚に
「あっ。銀行行くならついでに郵便局行ってきてもらえるかな?」
そんなお願いをしたことはありませんか?
依頼した側は「どうせ出掛けるなら銀行と郵便局は近いし‥。」と軽い気持ちで頼んでいるかもしれませんが、同僚は忙しい仕事をやりくりして銀行に行く時間を作っているかもしれません。
また、カタログを見ながら文房具を注文している後輩に対して
「あっ。ついでにコピー用紙の注文もお願い。」
と依頼していませんか?
この場合、依頼された後輩はついでの作業ではなくなることが多いです。
与えられた情報は「コピー用紙の注文をお願い」のみ。コピー用紙の種類は沢山あるのでサイズや枚数、厚さ、値段など先輩に確認しながら注文することになります。
仮に「適当に任せるよ」と言われても他人からの依頼を、自分が選んで決めるのは時間もかかりますし「これで大丈夫だったかな?」などと精神的な負担も感じます。
「ついでにお願い」
依頼する側は軽い気持ちでお願いしていても、依頼された人の状況や立場によっては大きな負担を感じている場合も多いです。
人に依頼する時は
「もし時間が大丈夫なら、申し訳ないけど郵便局も行ってもらえるかな?」
「一緒に、A4のコーピー用紙を1箱注文してもらえるかな?前に頼んだのと同じもので良いので。」
など相手の時間を使うことへの気遣いがあるとお互いに気持ち良く仕事ができます。
小さな「ついで」も積み重なれば大きな負担になります。
「ついでにお願い。」
と依頼する前に‥。
相手の状況や立場は?大きな負担を与えていないか?とちょっと考えてみる‥。
小さな心遣いを積み上げることで、自分も相手も心のバランスを保ちながら、信頼関係を築いていけると思います。
相手への配慮を忘れずに。
「ついで」ではなく、心遣いのある言葉に置き換えてくださいね(^o^)