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子どもの行動を促す声かけ『イライラぜすに短く伝える』

「朝、子どもが中々起きない」日常のちょっとした困りごとです。

洗濯、食器洗い、お弁当つくり、掃除、ゴミ出し、自分の出勤の支度などなど忙しい朝はわかっていてもイライラしてしまいます。

今日は、頑張っているお父さんお母さんの為の目標設定とスモールステップの声掛けを紹介します。

まずは目標設定。一日の初めの朝を出来るだけ穏やかに過ごしたいので「親も子もイライラしないで子どもを起こす」を目標に考えてみます。

①目覚まし(音楽)が鳴ります。部屋の電気をつけます。これで起きてくれれば「おはよう」って笑顔で声かけできそうですね(^O^)

②目覚ましが鳴っても起きない時は「おはよう。」「朝だから起きるよ」と声をかけます。(身体をゆすったり叩いたりはせず声かけのみにします。)これで起きてくれればイライラすることはなさそうです(^O^)

③声かけのみで起きない時は「おはよう。」「起きるよ。」「いっぱい寝たね。」と声をかけながら、軽く肩をポンポンします。ポイントは「いっぱい寝たね」です。

④「いっぱい寝たね」&肩をポンポンでも起きない時は「朝ごはんは〇〇だよ。」「目を開けるよ」「布団から出て座るよ」「下の部屋に降りるよ」など次の行動に繋がる声掛けをします。遠足など子どもが楽しみにしていることがあれば「お弁当出来たよ」「今日は遠足だよ」と、パッと目が覚めそうな声掛けを工夫します。

⑤これでも、本当に起きない時は少し低めの声で「もう起きないと遅刻するよ。」「いい加減に起きなさい。」とはっきり、きっぱり言い切ります。(大きな声を出す必要はありません。)

ポイントは短い言葉で言い切ることです。

「だからいつも早く寝なさいって言っているでしょう。昨日も早く寝なさいと何度も言ったのにテレビばっかり見て、お母さんのいう事を聞かないから朝起きられないんだよ。今日からはお母さんのいう事を聞いて早く寝るようにしなさいよ。それから宿題も帰ってきたらすぐにやるように…」

のように長い言葉はお互いにイライラするだけで、ほとんど効果はありません。

「朝だから起きるよ」

「いっぱい寝たね」

「目を開けるよ」

「朝ごはん〇〇だよ」

「もう起きないと遅刻するよ」

叱る必要がある時は、短い言葉でハッキリと言い切る。しつこく何度も言い続けるとお互いにイライラするだけで、行動には繋がりにくいです。

イライラしない子育てを目標短い言葉で次の行動を促す声かけ

色々工夫してみて下さいね(^O^)