「育児本を読んでも、自分には向いていない気がする。」
「相談窓口へ行っても、お母さん視点の助言しかもらえない気がする。」
そんなモヤモヤを感じているお父さんはいらっしゃいませんか?
育児支援や子育てのスキルの多くは、「気持ちに寄り添う」「認めてあげる」といった「感情の言語」で語られています。
論理的に物事を考え、筋道を立てて解決したいタイプのお父さんにとっては、この感情言語ばかりの世界は、常に頭の中で翻訳作業をしているようなものです。「自分には向いていないのかも」と感じてしまうのは、当たり前のことだと思います。
「子育てに論理は必要ない」
そんなことはありません。
お父さんが持っている「論理的思考」は、子どもの「伝える力」「説明する力」を育てるための、大きな武器になります。子育てに「お父さんの論理」も必要です。
子どもの世界は、「イヤっ」「嫌いっ」などの感情でいっぱいです。それを「そっか、嫌なんだね」と受け止める関わりはとても大切です。しかし、それだけでは子どもは「自分の考えを周りの人たちに正確に伝える力」を育てることはできません。
子どもは成長と共に「物事を筋道立てて理解する力」を身につけていきます。お父さんの論理的思考は、子どもが持つ沢山の感情を整理するための「頭の中のフォルダ」を用意してあげる役割を果たします。
「何が原因でそうなったのかな?」(因果関係の整理)
「一番言いたいことは何?」(優先順位の整理)
「次はどうしたらいいと思う?」(問題解決への方向づけ)
感情でぐちゃぐちゃになっている子どもの話を、お父さんが筋道立てて整理し、社会で伝わる言葉へと翻訳してあげることで、子どもは「自分の考えを論理的に説明する力」を自然と身につけていきます。
「感情で受け止めるアプローチ」と、「論理で整理するアプローチ」。
形が異なる2つのブロックが揃うからこそ、子どもの生きる力はバランスよく育ちます。
目の前のお子さんとどう向き合うか。そんな試行錯誤を一緒に楽しんでいけたら嬉しいです。